JAPAN DRONE LEAGUE Round6 in 佐野日本大学学園陸上競技場
2017年9月16~17日に、栃木県佐野市にある”佐野日本大学学園陸上競技場”にて開催された”JDL Race Round6”に参加してきました。
台風の影響が心配されていた今回のレースですが、土曜日は曇りの予報だったため予定通り400mトラックの陸上競技場で開催。
ただ、翌日曜日は降水確率90%と終日雨の予報が出ていたため、事前に発表されていたコースはフリーフライトという位置付けになりました。
今回のコースで1番の難所となったのは、ゲートとゲートの間に1.5mの壁を設置した上記箇所。
予想していた以上にゲートと壁の間隔が狭く、主人もかなり苦戦していました。
総勢60名の参加者。
JDL主催のレースに参加するのは今回で4回目で(石垣島のレースを入れると5回目)、他のレースにもちょこちょこ参加しているため、結構いろいろな選手の顔を覚えてきたかなと思っていたのですが、まだまだ知らない選手が多いことを実感。
パイロット名と本名が一致できていない人もいるので、参加者の半分近くはちゃんと理解できていないかも。。。
TGTのメンバー。
今回は6名全員参加です。(レースに参加しない会長は除く)
ゴールネットでガードされたパイロット席。
ピットエリアには、佐野日本大学学園さまがテント、テーブル、椅子をご用意して下さいました。
曇りでしたが、テントやタープがあるのとないのとでは全然違います。
今回持参した機体は練習機1台、今月発売になった緑コブラモーターの機体1台(見本として持参)、本番機4台の計6機。
ちなみに、主人が自分のブログで紹介していますが、緑コブラはあまり好みではないそうです。
そう言えば、今回のレースにはどこぞの編集者の方がいらしていてパイロット全員に取材をされていたのですが、何かの雑誌に掲載されるのでしょうか?
土曜日の練習ラウンドのタイム。
やっぱり岡さんだけブッチギリで速いです!!
仲良しの友人にも指摘されていましたが、主人は岡さんのように低空飛行でキレのある綺麗な飛行ができないんですよね。
ドローンを始めて来月で1年になるというのに、課題がまだまだ山積みです。
上位9名がチャレンジできた400mタイムトライアル。
kazu選手に6inのペラをいただいて出場したものの、
やっぱりと言うか当然というか、またしても岡さんに大きな差をつけられ2位で終了。
練習のタイムも400mタイムトライアルも2位でしたが、翌日のプレッシャーがなかったせいか(日曜日はコースが違うため)、今までにないぐらいリラックして楽しんでいた気がします。
土曜日の練習後に日曜日の会場となる室内練習場(陸上競技場から徒歩2~3分)を見学させていただいたのですが、
野球部の室内練習場ということで、かなり狭くて驚きました。
(本選のコース発表はレース当日の日曜日の朝。)
屋外の広いコースでなければ上手く飛ばせない主人にとっては、正直かなり厳しいコースです。
(8月に開催されたDIC主催の”Drone Impact Challenge 2017 YOKOHAMA”の単純なコースですら、クラッシュするような人間ですので。。。)
そんな主人とは対照的に、ホームグラウンドが今回のコースよりも狭い屋内コースであるチームアクロプラスにとっては、普段よりも容易に飛ばせるコースだと思ったため、チームアクロプラスの強者3名がいるプロクラスに所属する主人の決勝進出は絶望的だと予想。
しかしながら、最近は所用のため月1~2回のペースでアクロプラスにお邪魔し、その時に少しだけ練習させていただいているからか、
チームアクロプラスのkazuma FPV 666選手、鈴木匠選手よりも速いタイムを叩き出し、予選を2位で通過!!
一発勝負ゆえ1番緊張すると言っている準決勝もなんとか突破することができ、決勝進出を決めてくれました。
オープンクラスの準決勝。
エキスパートクラスの準決勝。
決勝は、王者岡さんと前回のJDL#5で大変お世話になったkazu選手と。
1ラウンドは、岡さんの機体と接触しリタイア。
1位 岡選手、2位 kazu選手、DNF dknbFPV
2ラウンドは、岡さんとkazu選手がそれぞれ単独クラッシュ&リタイアで、1位でゴール。
1位 dknbFPV、DNF 岡選手、DNF kazu選手
3ラウンドは、2ラウンド同様、岡さんとkazu選手がそれぞれ単独クラッシュ&リタイアとなったため、1位でゴールし優勝しました。
1位 dknbFPV、DNF 岡選手、DNF kazu選手
TAP(タイムアタックポイント)では、岡さんと圧倒的な差がありますが(というか、タイムアタックで岡さんに勝てたことはまだ一度もありません)、機体トラブル等で岡さんが飛ばすことができずに勝ったのではなく、3ラウンドともちゃんとレースができて勝てたことが嬉しかったです。
また、エキスパートクラスに出場した同じベクターパイロットのYOKOTAさんが、JDLレース初参戦にも拘らず見事優勝!!
プロクラス&エキスパートクラス両方で、ベクターが勝利しました!!!!
ベクターショップの店長としては、この上ない喜びです。
2人共、本当におめでとう!!
次戦からは、鈴木匠くんもベクターパイロットとして参戦することが決定したようなので、これからは3人で頑張ってね。
レース毎に機体をぶっ壊す破壊魔の主人も、今回は一度も機体を壊すことなくレースを終えられたので、ちょっとは成長していると思います。
(念のため、決勝のラウンド2では機体を替えましたが、帰宅後チェックしたところ修理の必要はなし)
1日目と2日目ではコースが違い、2日目の予選&決勝は不得意とする屋内の狭いコース。
さらに、過去のレースと比べると練習回数、練習時間も短いと、スケジュール&コース変更を知った時、今回は勝てそうにないと私は完全に諦めモードに入っていましたが、
TGTのメンバー、YOKOTAさんのサポートのおかげで、優勝することができました。
皆さん、本当にありがとうございました。
そして、総勢60名とかなり大規模なレース&台風の影響で急なスケジュール変更があったにも拘らず、進行のスムーズなこと!!
参加選手の自主的なヘルプが多々あるとは言え、運営力の高さはスゴいなと思います。
今回も大変お世話になりました。
レースに出場しない部外者の私も、JDLのレースは見ているだけでとても楽しいです。
会場が近い方は、ドローンをやっていなくても見に来ればいいのにな~と思います。
優勝することができただけでなく、抱えきれないほどの景品をいただくことができ、運営のJDLのスタッフの皆様、後援の佐野日本大学学園さま、スポンサー様には心から感謝いたします。
本当にありがとうございました。
次戦は、11月4~5日に千葉のリソル生命の森で開催されるJDL Round7 最終戦。
実は、その前週の10月28~29日に韓国で開催されるFAI主催のレースに、スポンサーのvector(ベクター)を通じて招待を受けていたのですが、JDLの年間チャンピオンが見えてきたため、丁重にお断りしました。
Drone Impact Challenge 2017 YOKOHAMA *2017.8.24*
先週の24日(木)に横浜赤レンガ倉庫で開催されたドローンレース”ドローン インパクト チャレンジ2017 横浜”に参加してきました。
選手受付が7時からということで、6:45頃には会場に着いたのですが、
この時点でまだコース設営が完了しておらず、ちょっと不安がよぎります。
DIC主催のレースに参加するのは今回が初めてですが、DICの運営についてはいろいろな方からいろいろなことを聞いていましたので。。。
ちなみに、運営の席にはタープが準備されていたものの、パイロット席や選手のピットエリア用のタープは用意されておらずビックリ!!
(途中からピットエリアの一部にタープが用意されましたが、出場者全員がタープの下にいられる訳ではありませんでした。)
朝方はまだ曇っていたのでなんとか我慢できましたが、昼前には太陽が照りつける夏日になったため、タープの下に席を取れなかった出場者はかなりきつかったと思います。
受付が始まったのが、予定より1時間以上遅れの8時過ぎ。
もちろん、テストフライトなんてできませんでしたし、7時から8時過ぎまでなんのアナウンスもなく完全放置状態でした。
しかも、受付でさらに驚くべきことが起こりました。
普通ですと出場選手の名前が記載された名簿が用意されていて、受付で自分の名前を告げると名前にチェックが入り確認終了となると思うのですが、今回は何も書かれていない紙に出場者自身が自分の名前を書くという、珍しいことが発生。
そして、タイム計測に必須のトランスポンダが全員分ないということが告げられます。
出場者45名に対して用意されたトランスポンダはたった6個!!!
スポンサーをこれだけ集めておいて、出店ブースを出すのに5万円も取っておきながら、トランスポンダを全員分用意できないなんて。。。
過去に参加してきたレースでは、各選手に1個ずつ貸与されるのは当たり前で、貸与されたトランスポンダの調子の悪い場合は、別のトランスポンダにチェンジしてもらうこともできたのですが。
ブリーフィングが始まったのは、確か9時前。
この時点でかなり押していました。
ちなみに、今回は開催場所が横浜の赤レンガと都内近郊だったこともあり、主人が属しているチームのメンバーも何人か参加。
ピットエリアで仲良く談笑して下さったり、レース中のフォローをして下さったりと、チームの皆さんがたくさんサポートして下さったのが、スっゴく嬉しかったです。
チームという存在の大きさを改めて実感しました。
レースに話を戻しますと、案の定スケジュールが遅れに遅れ、マスタークラスの7組目の予選1が始まるのが14:20分からというアナウンスが13:30過ぎにあったため、
6:45から13:30までドローンを一度も飛ばすことなく、ランチを食べに赤レンガのフードコートへ。
暑さに非常に弱く集中力もない主人は、この時点でかなりヤル気をなくしていました。
運良くタープの下に席を陣取れた私達ですが、あの暑さの中では座っているだけで体力をかなり奪われます。
Amazonで購入した¥2,000~3,000の卓上扇風機がなかったら、確実に熱中症になっていました。
美味しいご飯とアルコールにしか興味のない私ですら、あまりの暑さに食欲を無くし、ランチのオムライスを殆ど食べられずにいましたので。
亨さんが差し入れしてくださった冷凍アクエリアス、上野さんが差し入れしてくださったクーリッシュ、佐瀬さんが差し入れしてくださったウィルキンソンにメチャクチャ救われました。
皆さん、本当に有難うございました。
今回持ち込んだ機体は2機。
超不得意なコースだと分かっていましたし、クラッシュして壊すのは確実だと思っていたため、JDLやJDRAの予選で使っている本番機は持ち込まず、フレームが欠けているようなボロボロの練習機しか持ってきませんでした。
予選1のタイムがそこそこ良かったらしく、なんとか3位で準決勝には進めたものの、予選2ではデスロールし一周すらできずに終了。
4.062のタイムで1位通過した岡さんとは1秒近い差がありました。
準決勝は、同じベクターの横田さんと海外招待選手のジョニーFPVとの対戦。
2周目まではいい感じで1位を走っていた主人ですが、ラスト1周というところでスタートゲートの先のゲートに激突しリタイア。
本当に勝てませんね。。。
決勝は、海外招待選手のニコラス、岡さん、ジョニーFPV、横田さん。
スタート直後にジョニーFPVがクラッシュし、岡さん、ニコラス、横田さんの順でゴール。
岡さんは純粋にメチャクチャ速いだけでなく、会場が盛り上がるようなパフォーマンスもしっかりみせてくださるので、まさに日本のスター選手だと思います。
そして、3位になった横田さんの勝利インタビューには感動しました。
同じベクター使いの主人は、自爆リタイアという不甲斐ない結果で終わってしまいましたが、横田さんがキッチリ3位に入って下さり、ベクターへの愛をたくさん語ってくれました。
いつかベクター・ジャパンとして、2人で表彰台に並んで欲しいです。
いっぱいいっぱい応援しています!!
7時前から19時過ぎまで、12時間近くかかった”ドローン インパクト チャレンジ2017 横浜”。
恐ろしいほど予定通りにスケジュールが進んでいなかったので、予選2はやらないので予選1の結果を元に準決勝をするのではないかと心配しましたが、撤収時間を押してまで最後までスケジュール通りに開催して下さった運営の皆様、暑い中本当にお疲れ様でした。
そして、どうもありがとうございました。
※ ベクターのフレームを中心に取り扱っている当ショップ”dknbFPV”で、
Cobra Motor(CPシリーズの金コブラ)の販売を開始いたしました。