2018 FAI WORLD DRONE RACING CHAMPIONSHIPS
11/1~11/4に中国の深センで開催されるドローンレース”2018 FAI WORLD DRONE RACING CHAMPIONSHIPS”に出場するべく、10/30~11/5の日程で中国の深センに行ってきました。
dknbが、FAI主催の海外レースに出場するのは今年の5月に韓国で開催された”2018 FAI SEOUL DRONE RACE WORLD CUP”以来2回目。
国内のドローンレースには基本付いて行っている私ですが、海外のドローンレースに付き添うのは今回が初めてです。
マネージャー、コンペティター、ヘルパー、サポーター総勢14名での今回の遠征。
殆どのメンバーが成田空港発だったものの、移動時間の関係で私達は羽田空港発にしました。
ちなみに、海外レースに付いていくのが初めてだっただけでなく、私は中国へ行くのも今回が生まれて初めてだったため知りませんでしたが、中国では現金より”WeChat/微信”で買い物するのがメジャーということで、出国前にこのマシンでWeChatに入金。
実際、日本の駄菓子屋のような小さな商店やタクシーでもWeChatで支払いすることができたので、とても便利でした。
香港までのフライトは約5時間。
映画を見て機内食を食べて軽く寝たらあっという間でした。
平日だったからかイミグレもスムーズに通過でき、
他のメンバーの到着を待つ間、空港内の”何洪記粥麺専家”で雲呑麺やお粥などの香港グルメを堪能♪
香港空港から深センまでは6人乗りのタクシー、深センからホテルまではホテルの送迎バスと、移動手段の手配は全てマネージャーがしてくれたので、初めての土地なのに何も考えず移動することができて超楽ちんでした。
深センで宿泊したホテル” The Coli Hotel Shenzhen(深圳中海凱驪酒店)”。
一応5つ星ホテルということで、衛生面に問題はなく部屋の広さも充分でした。
このレベルの部屋に1泊1万円(ルームチャージ)で泊まれるのは深センならではですよね!!
朝食はビュッフェスタイル。
料理の種類は結構ありましたが、お粥が1番まともだったかな?
ルームサービスは、注文してから届くまで1時間ぐらいかかったものの味は悪くなく、シーフードピザは美味しかったです。
到着日(10/30)。
ホテルチェックイン後、時間的にレジストレーションに間に合いそうだということで下見を兼ねて会場へ。
明後日にはもうレースが始まるというのにまだ絶賛設営中でした笑
それにしても今回のコースは本当にスゴいと思います。
ジェットコースターのように起伏のあるコースにLEDと、相当お金かかってますよね。
中国マネー恐るべしです!!
ただ、DCLのようにスタート台にフライング感知システムは付いていませんでした。
2日目(10/31)
1日目にレジストレーションを済ませることができたので2日目はフリーとなり、深センの秋葉原のような場所でウィンドウショッピング。
レーサー機はあまり見かけませんでしたが、トイドローンは結構いろいろありましたよ。
この日のランチは2組に別れ、私達はしろまいさんの友人オススメの小洒落た中華料理店”老碗会”へ。
きしめんのような幅広い麺にいろいろな具材がトッピングされた名物の”ビャンビャン麺”をはじめ、どれも日本人の口に合う美味しい料理でした。
ランチの後は、事前に連絡をいただいていたBETAFPVにお邪魔して社内や工場を見学。
見学後には夕飯(火鍋)までご馳走になり、とても有意義な時間を過ごすことができました。
3日目(11/1)
ホテルから会場まで直線距離だと徒歩10分ぐらいなのに、入り口の場所の関係で迂回しなければ会場内に入れなかったので、ホテル⇔会場の移動は送迎バスorタクシーを利用。
送迎バスは本数が少ないし、タクシーは日本とは違い全然流しが走っていないので捕まえるのに毎回数十分はかかる始末。。。
せっかく会場に1番近い(ホテルの部屋から会場が見えるほどの距離)5つ星ホテルをマネージャーが手配してくれたのに残念でした。
会場内に入るためのセキュリティチェック。
国際色豊かなピットエリア。
パイロットだけでも128名いるのでかなりの人数です。
Model processing
電波とバッテリー、重さ、フェールセーフ、LED、機体番号のチェックが行われました。
Model processingが完了した機体には目印が記されます。
また、レース毎にも機体番号、バッテリー、電波、LED、
ペラの大きさがチェックされます。
dknbの機体。
・Vector VX-05 X
・T-motor F60 PROⅡ KV2700
・FORTINI F4 OSD 32Khz Flight Controller
・Spedix GS40 40A 2-6s BLHeli32 4-in-1 ESC
・TBS Unify Pro HV 5G8 - Race (SMA)
バッテリーは、TATTUの2000を使用。
まだ市販前の製品ですが、5セル並のパワーがありしかも軽いため、今後はこれが主流になると思われます。
今回のレースは、日本チーム全体が予選のルールを勘違いしていたことに加え(連続した3周の合計タイムが速い順だと思っていたら、予選1~3の間のベストラップ3周の合計タイムの速い順でした。)、映像トラブルにかなり苦しめられたdknb。
そもそも映像システムがイケてなかったこともありますが、座る席(周波数)によって映像が良く見えるor見えないなどの当たりハズレがかなりあり、残念ながらdknbは貧乏クジ(映像がダメダメな席)ばかり引いていました。。。
とは言え、映像が悪くとも速いタイムを叩き出しているパイロットはいましたので、予選敗退となってしまった最大の原因は練習不足&実力不足だったと思います。
ちなみに、FAIのFBでLIVE配信されていた美しい映像は、DJIのデジタルVTXによるものです。
11/3の午前中に行われた予選敗退者(65位以下)間での順位決めレースAdditional roundでは、
Additional round1:1位
Additional round2:1位
Additional round3:2位
となり
(Additional roundのルールは、タイムではなく先着順のポイント制で、同ポイントの場合は予選タイム順)
最終的な順位は69位。
上位20位中11人が18歳以下のJuniorと、アラフォーdknbにとっては厳しい現実を改めて突きつけられたレースでもありました。
日本チームの結果。
dknbにとって悔いの残る結果となってしまいましたが、世界各国のトップパイロットたちが集まり、ドローンレースのオリンピックと言っても過言ではない”2018 FAI WORLD DRONE RACING CHAMPIONSHIPS”に日本チームの一員として参加できたことは、dknbのドローンレース人生において非常に意味のある貴重な経験になったことは間違いありません。
dknbをメンバーに選出してくださった委員会の方々、レース中支えて下さった日本チームのメンバーには、心から感謝したいと思います。
2018 FAI World Drone Racing Championships